東京でタクシードライバーになるなら地理試験の合格が必須
東京都23区・武蔵野市・三鷹市のタクシーの仕事をするには、公益社団法人東京タクシーセンターが実施する4日間の「新規講習」を受講し、その第3日目に実施される「地理試験」に合格しなければなりません。
タクシーの地理試験は難関です。
月収50万円を稼ぐタクシードライバーになる以前の問題として、東京23区内で営業するタクシードライバーになるためには、試験の合格が絶対条件となります。
そもそも地理試験とは?
正式名称は「輸送の安全及び利用者の利便の確保に関する試験」で、東京23区、武蔵野市および三鷹市でタクシードライバー運転者になるには、東京タクシーセンターで実施される地理試験に合格しなければなりません。
東京タクシーセンターの新規講習は、週2回4日間、地理試験は毎週水・木の2日間で実施施されています。
地理試験にはどんな問題が出題される?
地理試験では、道路、交差点、著名な建造物、公園、名所、旧跡、鉄道の駅などの名称や所在を問う問題が40問出題され、合格点は32問以上正解(80%以上正解)が条件です。
試験の出題方法はほぼパターン化されていて、配分は次のとおりです。
問題1…15問
問題2…10問
問題3…5問
問題4…5問
問題5…5問
東京タクシーセンターのWEBサイトには地理試験の過去問題が公開されているので、ご参考になさってください。
地理試験に合格するには?
東京の地理試験は全国的に見ても難易度が高いとされています。
ほとんどのタクシー会社やタクシー協同組合では、試験に特化した研修を実施しています。また、地理試験対策学校では語呂合わせで覚えたり、実際の試験問題を出題したりしているようです。
研修や学校では地理試験の出題傾向、合格するための勉強方法を教えてもらえます。各タクシー会社や協同組合では、せっかく入社してくれた新人ドライバーを合格させるために、徹底した学習カリキュラムを組んでいるので、それに従って勉強するのが合格までの最短コースです。
地理試験を課す東京タクシーセンターが作成している練習問題集には、実際に出題される問題が多数含まれているので、全問正解できるまで何度も練習問題を解いたり、丸暗記したりして頭に叩き込みましょう。
まとめ
地理試験に合格すれば、「地理試験合格証」と「運転者証」が交付されます。
東京でタクシードライバーになるためには、地理試験は必ずクリアしなければならない課題ですので、試験対策はしっかりと行いましょう。