付け待ちとは?
タクシーは街中を「流し」て手を挙げたお客様を乗せるだけが営業スタイルではありません。
駅やホテルなどのタクシー乗り場でお客様が乗車されるのを待つ「付け待ち」という営業スタイルがあります。
タクシー業界では、「付け待ちでの営業を制するものが、タクシーの稼ぎに大きな差をつける」とも言われます。
ここでは、付け待ちを活用して効率よく稼いぐためののコツをご紹介します。
稼げる場所選び
付け待ちでの稼ぎを左右するのが、場所選びです。
駅やホテル、空港、デパートなどさまざまな場所にタクシー乗り場が設置されていますが、場所によって客層はさまざまです。
たとえば市街地から離れている空港であれば長距離利用のお客様が、駅や商業施設であれば利用客も多いですが、その分ライバルも多くなります。
また、付け待ちする時間帯も重要です。
終業時間を迎えたオフィス街、終電後の駅などは利用客が増えるため狙い目の時間帯となります。
ライバルか利用客か
利用客の多いタクシー乗り場には、当然ながらライバルも多くなります。
ターミナル駅や人気商業施設のタクシー乗り場は利用客が多くなるため、それを狙ったタクシーの列も長蛇になります。
「ライバルのいないような穴場を狙ったほうがいいのでは?」という意見もあるかもしれません。
移動時間やはずれた場合の非効率を考慮すれば、ライバルが多くても利用客の多いタクシー乗り場で付け待ちするほうが懸命です。
利用客の多い場所はライバルが列を成していてもすぐに順番が回ってくるので、穴場を狙って賭けに出るよりも確実にお客様を乗せるほうが稼げます。
付け待ち+流しの有効活用が一番稼げる
東京で月収50万円以上を稼ぐタクシードライバーに話を聞くと、そのほとんどが付け待ち+流しで効率的に稼いでいることがわかります。
彼らは都内の付け待ちポイントの場所を確実に把握、どの時間帯にどんな客層がいるかを頭に叩き込んでいます。
具体的には、利用客が増える時間帯になるまでは、一番近い付け待ちポイントに流しながら移動、その間にお客様を拾います。
利用客が増える時間帯になったら付け待ちポイントに移動し、付け待ちで稼ぐ…といった具合です。
まとめ
ここまで見てきたように、付け待ちが上手いかどうかでタクシーの売り上げが大きく左右されます。
また、付け待ちポイントで休憩を取るというドライバーもいます。
付け待ちと流しを有効活用することが、稼げるドライバーへの近道と言えるでしょう。