タクシードライバーへの転職を希望されている方の多くが、タクシー会社選びに悩まれることでしょう。実際に求人サイトなどを見てみると、多くのタクシー会社がドライバーを募集しており、どの会社が良いのか迷ってしまいます。
今回はタクシードライバーへの転職で失敗しないために、ぜひ実践していただきたい会社選びのポイントをご紹介します。
自身が重視するテーマを決めて会社を選ぶ
タクシー会社の求人情報を見る前に、まずは自分自身がタクシードライバーへの転職で何を目指すのか、何を実現したいのかを明確にしましょう。つまり、転職のテーマを決めることです。
たとえば「マイホームを購入したいのでもっと稼ぎたい!」という方であれば、給与面を重視した転職がテーマになりますし、「家族と一緒に過ごしたいので休みがしっかりとれる会社で働きたい!」という方であれば、待遇面を重視した転職がテーマになるでしょう。
次からは、転職で重視するテーマを「給与面」「待遇面」「教育面」にした場合の、それぞれの会社選びのポイントを解説します。
給与面を重視した場合のポイント
・東京23区内のタクシー会社
「タクシードライバーでお金を稼ぎたい」と思ったら、東京23区内のタクシー会社に就職することが大前提です。
2016年のタクシードライバーの平均年収は、日本全国で約290万円であるのに対し、東京都のタクシードライバーの平均年収は、全国平均を超える約440万円となっています。
東京23区内でも大企業のオフィスが立ち並ぶ丸の内や、人気ショッピングエリアである銀座などは利用者が多いだけでなく、富裕層のお客様も利用されるため、非常に稼ぎやすい環境にあります。
・大手のタクシー会社
タクシー大手4社である「大和自動車交通」「日本交通」「帝都自動車交通」「国際自動車」は、専用のタクシー乗り場やタクシーチケットなど、営業しやすい=稼ぎやすい要素が多いため、安定した売上を立てることができます。
・月収50万円以上の先輩ドライバーがいる
中小規模のタクシー会社でも、月収50万円以上のドライバーを数多く排出する会社はあります。大手のタクシー会社よりも社内の風通しが良かったり、ドライバー同士のコミュニケーションが取りやすかったりなど、中小企業ならではのメリットもあります。
待遇面を重視した場合のポイント
・毎月しっかり休みが取れる会社を選ぶ
タクシードライバーは、1日の営業時間が19時間~21時間となることも少くない、非常に特殊な仕事ですので、しっかりと休みが取れる会社を選びたいところです。日勤・隔日勤務・夜勤などフレキシブルに働き方が選べる会社をチェックしてみましょう。
・社会保障制度がある
タクシー会社を選ぶ際は、福利厚生についてもしっかりとチェックしておきたいポイントです。自分自身の生活に大きく影響する社会保険はもちろん、労災保険や雇用保険といった各種保険が完備されているかどうか、必ず確認しておきましょう。
・賞与(ボーナス)がある
タクシー会社によっては、給与体系によって賞与(ボーナス)があるところ、ないところがあります。完全歩合のタクシー会社にはボーナスがなく、固定給+歩合給のタクシー会社にはボーナスがあることが一般的です。
ただし、ボーナスがあるから稼ぎやすいというわけでもありません。歩合率やトータル年収などで判断することが重要です。
教育面を重視した場合のポイント
・研修制度がある
最近では未経験からタクシードライバーに転職する人も増えてきました。タクシー会社も新人教育などに力を入れており、充実した研修制度を設けているところも多いようです。
入社からタクシーの乗務開始後まで、どのような研修メニューや勉強会が実施されているか、実際の車両に乗車してのOJT教習はあるかなど、すぐに現場でバリバリ活躍したいという方は、充実した研修制度のある会社を選びましょう。
・2種免許取得制度がある
タクシードライバーとして現場で働くためには、何よりも2種免許の取得が必要です。未経験からタクシードライバーに転職する方の多くは2種免許を持たないケースが多いため、転職したいタクシー会社が2種免許取得制度を設けているかどうか、必ずチェックしておきましょう。
転職はタクシードライバー専門の求人サイトを活用する
「リクナビ」や「マイナビ」などの大手求人サイトにもタクシー会社の募集が掲載されていますが、おすすめはタクシードライバー専門の求人サイトです。求人情報のみならず、タクシー会社に転職する際の注意点や求人情報の見方など、これからタクシードライバーに転職したい方にとって非常に役立つサービスが受けられます。
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まとめ
タクシードライバーに限らず、転職は指針となるテーマを掲げ、ぶれないように転職活動をすることが大切です。タクシー会社の給与や待遇など条件と自分のテーマを照らし合わせ、自分にぴったりな会社を選びましょう。