タクシー業界のイメージを一般の方に聞いてみると、「基本的に一人の時間が多く、自由で働きやすそう」と言う人もいれば、「タクシー業界自体がブラック、すごくきつい仕事」と言う人もいます。
タクシードライバーの働き方は、実際にドライバーとして働いている人でなければ全貌を掴めないところがあります。
これからタクシードライバーへの転職を考えている方にとては、実際にドライバーの仕事が楽なのか、過酷なのかは知っておきたいところでしょう。
ここでは、タクシードライバーのどういったところが楽なのか、逆に過酷なところはどこなのか、ご紹介します。
タクシードライバーはここが楽
現役のタクシードライバーに話を聞いてみると、「ある程度自由に働ける」「会社の人間関係が良好」といった声が挙がります。
基本的にタクシーは出庫してしまえば一人で働くことになります。
仕事を監視する目がないため自己管理が重要となりますが、どこを走るか、いつ休憩をとるかはドライバーの裁量に任されます。
さらに、オフィスワークなどにありがちな上下関係やパワハラやセクハラといった精神的な苦痛を受けるリスクもありません。
有給や連休も他の業界に比べると取りやすいため、他業種からタクシードライバーに転職された方は、のびのびと働ける環境を実感できることでしょう。
タクシードライバーはここが過酷
「タクシードライバーの仕事は過酷」というイメージは、長時間勤務で深夜まで働くという特殊な勤務形態から想起されていることが伺えます。
たしかに1日に20時間、休憩3時間という働き方は一見すると過酷ですし、早朝・深夜も集中力を切らさずにタクシーを走らせなければならないため、きつい仕事というイメージが定着しても無理はありません。
しかし、営業日の1日だけを切り取ると過酷に見えても、月17~18日の休みが確保されているところや、休憩時間は基本的に自由に過ごせるところは他の業界にはないメリットとも言えます。
優良タクシー会社であれば、オーバーワークにならないよう勤務時間を厳しくチェックしたり、社員用の仮眠室を用意したりして、社員の健康を守る体制を整えています。
タクシーも「体が資本」の仕事です。
ドライバーは営業でベストパフォーマンスを発揮するために、オンとオフを上手に切り替えて働くことができます。
まとめ
タクシードライバーの仕事が楽と言えるところ、過酷と言えるところをまとめてみました。
過酷なイメージのある勤務形態も、しっかりと会社が社員をケアしてくれる体制が整っています。
総じて、タクシードライバーは他業種と比べると楽な仕事と結論付けられるのではないでしょうか。