タクシー会社には大手4社と呼ばれる大企業から、中小・零細までさまざまです。
そのなかでも、タクシードライバーへの転職を考えている方にぜひ注意していただきたいのが、「ブラックなタクシー会社」への就職です。
一般的に「タクシードライバーはブラックな職業」という見方もありますが、しっかりとしたタクシー会社であれば、仕事に見合った給料を支払い、社員のケアを怠ることはありません。
ここでは、ブラックなタクシー会社を見極めるポイントをご紹介します。
誇大広告に注意
「月収70万円以上可」「初月から月収50万円稼げます!」など、東京のタクシードライバーの平均月収を遥かに超えるような求人は誇大広告ですので注意しましょう。
一般的なタクシー会社であれば、月収25万円~45万円くらいが妥当な金額です。
もちろん、仕事の仕方によっては月収50万円以上も可能ですが、簡単に稼げるような印象を持たせる求人広告はブラック会社の可能性が考えられます。
さらに、給与の歩合率も確認しましょう。
東京のタクシー会社であれば売上の60%がおおよその歩合率ですので、低すぎる場合は要注意です。
有給休暇が自由に取れるか、手当があるか
タクシードライバーは自由度の高い仕事ですので、一般的な業種に比べると有給休暇は取りやすい環境にあります。
そうであるにもかかわらず、有給休暇を取ることに良い顔をしない会社や、退職時に有給消化させてくれない会社もありますので注意が必要です。
さらに、残業代や休日手当、深夜手当など、各種手当てがあるかどうかを確認しましょう。
1日に20時間勤務、3時間休憩というような特殊な勤務形態だからこそ、休暇や手当が充実している会社を選びたいものです。
福利厚生がしっかりしているか
厚生年金、社会保険に加入できるか、会社の設備が充実しているかも会社選びのポイントです。
福利厚生や会社の設備は、引いては「社員を大事にしているか」という会社のポリシーにつながります。
教育制度がしっかりしているか
特に未経験からタクシードライバーに転職される方にとっては、教育制度の充実は必須のチェック項目と言えます。
二種免許や地理試験に対するサポートが徹底しているか、給与保証があるか、先輩ドライバーの指導はあるかなど、会社の教育制度にも目を向けましょう。
まとめ
ここでご紹介したブラック会社に就職しないための会社選びのポイントは、求人広告などでは確認できない項目もあります。
エントリーシートを送ったり、面接を受けたりする前に、まずは電話やメールなどで自分が働く上で譲れない項目についてしっかりと確認されることをおすすめします。