タクシー業界の特長のひとつに、「将来的に個人タクシーとして働くことができる」があります。
ドライバーの平均年齢が60歳に近いなど、息の長い仕事だからこそ、年金をもらいながら老後の収入源として活用できるタクシー。
ここでは、個人として独立した後も月収50万円以上を稼ぐためのコツをご紹介します。
個人タクシーを開業するための条件をチェック
個人タクシーとして独立するためには、さまざまな条件をクリアする必要があります。
たとえば、35歳未満の方が個人タクシーを開業するためには、タクシー又はハイヤー事業者に運転者として10年以上雇用された経験のあること、申請日以前10年間、無事故無違反であることが必須条件です。
詳しくは全国個人タクシー協会のホームページでご確認ください。
http://www.kojin-taxi.or.jp/taxi/jigyohnushi.html
頑張れば頑張った分だけ収入になる
個人タクシーの最大のメリットは、頑張れば頑張った分だけ自分の収入になるということです。
法人タクシーの場合は売上の60%がドライバーの収入となりますが、個人タクシーの場合はガソリン代や車両維持費、税金等を差し引いた全額が収入となります。
さらに、月12~13日勤務など会社によって定められた勤務形態もないため、自分が働きたいだけ働くことができます。
この自由さが個人タクシーのドライバーの収入に大きく影響し、営業日を少なくすれば年収300万円以下になることもあれば、営業日を多くして頑張れば年収1000万円以上も目指せます。
法人タクシーでの経験を活かす
個人タクシーと法人タクシーで働き方に大きな違いはありませんし、タクシーを必要とされるお客様も個人と法人を分け隔てて利用されるわけではありません。
運転技術や接客術、稼ぐためのマインドなど法人タクシーでの経験や培った技術を駆使すれば、個人タクシーとして独立した直後でも月収50万円以上を稼ぐことができます。
自己管理を徹底する
個人タクシーは良くも悪くもすべてが自己責任となります。
働けば働くほど稼げるところが個人タクシーのメリットですが、休みも取らずに働き続けて事故を起こしたり病気になったりしては本末転倒です。
法人タクシーのように会社が守ってくれるわけではないため、自身の健康状態やタイムスケジュールなど、自己管理の徹底が必須となります。
まとめ
個人タクシーに限らず、個人事業の方に求められる能力は「自己管理能力」です。
将来的に個人タクシーとして独立することを目指している方は、法人タクシーで働いている間にも自己管理を意識して仕事をすると良いでしょう。