「漫然とタクシーを走らせる」はNG!
月収50万円を稼ぐドライバーに共通していることのひとつが、お客様のニーズに時間帯や曜日、天気ごとの違いがあるということです。
お客様の気持ちになればわかりますが、通勤or帰宅、平日or土日、晴れor雨などで、タクシーを使う/使わないや短距離/長距離利用も変わってきますよね。
ただ漫然とタクシーを流すだけ、お客様を待っているだけでは、稼ぐドライバーにはなれません。
ここでは、稼ぐドライバーが時間/曜日/天気/ごとに意識している事例をご紹介します。
T社勤務 Fさんのケース
平日の朝は都心方向に向かうお客様が多くいるので、お乗せして都心に入る。入ったらビジネスマンを相手に営業。夜は繁華街(六本木、銀座、赤坂、渋谷、恵比寿)を回る。休日は人の多い場所(渋谷、六本木、銀座)をぐるぐる回る。といった具合にある程度はパターン化して走っています。
Fさんは積極的に人の多い場所で営業されています。
ドライバーの中には「人が多いところはタクシーも多いから」と敬遠しがちですが、チャンスの多い場所にこそ出向くべきというFさんのスタンスは見習いたいですね。
G社勤務 Tさんのケース
7時半に出庫し、会社のある錦糸町から通勤客をメインに拾いながら都心に入っていきます。
11~12時は拾えない時間帯なので流し営業を一旦辞めて、新橋駅などのロータリーに付けることで確実に売上を稼いでいます。ただ昼間の駅待ちや雨の日は1メーターのお客様が多いのですが、あえて大きい売り上げを狙わずに回数を稼ぐことに徹します。その方が実は無駄なく安定した売上が稼げるんです。3時~夕方は買い物客が多い銀座のデパート付近を狙います。夕方になるとビジネスマンが対象になります。このように時間帯で対象となる客層を変えて、効率よく実車率を上げるようにしています。
Tさんの場合は時間帯や天候を意識して、大きな売上を狙うよりも効率的な実車率を上げることを意識して営業されています。
時間帯によって対象となる客層を変えるというテクニックは参考になりますね。
まとめ
稼ぐドライバーの時間/曜日/天気/ごとに意識していることを見ると、たまたま多くのお客様に利用いただいているから稼げているというわけではありません。
どの時間にどこへ行けばお客様が見つかるか、休日にはどんなお客様が利用されるか、雨の日はどのような行動を取ればいいかなど、しっかりとした考察と経験とに基づいた営業の成果と言うことができます。
さらに、稼ぐドライバーの行動パターンは、常にお客様の行動や心理を考えていれば、おのずと意識して行動できるということです。
稼ぐドライバーのテクニックを参考に、実際の営業に落とし込んでみましょう。