タクシーで売上をアップするためには、乗客数を増やすことはもちろん、客単価を上げことも重要です。
実際に、東京都内で月収50万円以上を超えるタクシードライバーは、経験や観察から単価の高いお客様が集まる時間帯や場所を把握し、営業しています。
ここでは、客単価を上げるために単価の高い時間帯や場所を見極めるポイントについてご紹介します。
タクシーの売上=客数×客単価
ご存知の通り、タクシーの売上は「客数(乗せた乗客の数)」×「客単価(お客様1人あたりの売上)」で計上されます。
東京都内のタクシーの客単価の平均は、およそ1500円と言われています。
1日に45人乗せると6万7500円、月に13乗務とすると、売上は87万7500円です。
さらに売上の60%がドライバーの収入とすると、月収は52万6500円となります。
つまり、東京都内で月収50万円を超えるためには、1日に45人前後のお客様を乗せることが最低ラインと言えます。
ただし、東京都内では1メーターのみご利用のお客様も多いため、客数だけでは月収50万円に到達することはかなり困難です。
客単価を上げることが、売上アップの重要な要素となることがおわかりいただけたでしょうか?
客単価が上がる時間帯
客単価を上げて効率よく稼ぐためには、単価の高い時間帯、そうでない時間帯を見極めることが重要です。
1日の中で客単価が上がる時間帯とは、早朝と深夜です。
早朝は出勤で職場に向かうお客様が、深夜は終電などを逃して自宅に帰られるお客様が多い時間帯なので客単価が高くなります。
一方で、日中は客単価が低い時間帯ですので、客数を増やすことに注力します。
この客単価が上がる時間帯を踏まえて、次にご紹介する客単価が上がる場所で営業をすれば、客単価の高いお客様をピックアップできる確率が高くなります。
客単価が上がる場所
客単価が上がる場所とは、すなわち東京の都心3区と呼ばれる千代田区、中央区、港区です。
このエリアは、東京郊外から丸の内や日本橋にある大企業のオフィスに通勤する富裕層のサラリーマン、経営者などがタクシーを利用します。
早朝であれば郊外から都心3区へ、深夜は都心3区から郊外へ、出勤や帰宅でタクシーを利用されるお客様をピックアップできれば客単価を大きく上げることが可能です。
まとめ
単価の高いお客様を効率的にピックアップすることが、稼げるタクシードライバーになるための必須条件とも言えます。
自分で走ってみて覚えることもありますが、実際に稼いでいる先輩ドライバーに教えてもらったり、単価の高いお客様にさりげなく聞いてみたりすることも大切です。