タクシードライバーが月収50万円を稼ぐためには、とにかくお客様を多く乗せること、乗車率をアップすることが重要です。
「長距離のお客様を狙う」という方法もありますが、ホームとするエリアから遠く離れると知っている道も少なくなり、営業所からも遠くなってしまいます。
今回はお客様の「乗車率」にフォーカスして、売上を上げるために乗車率をアップする方法をご紹介します。
タクシーの利用率が高い場所を調べる
基礎中の基礎と言えますが、どこを走れば、どこで付け待ちすればタクシーを利用するお客様が多いか、その場所をしっかりと把握しておくことが重要です。
人が集まりやすい駅前や商業施設の場所なや、タクシーの利用が見込まれる場所を調べておくことで、効率よく乗車率をアップ、売上につなげることができます。
さらに、時間帯によってもタクシーの利用率が高い場所は変わってきます。
例えば朝夕はオフィス街が多く、深夜帯は歓楽街が多いなど、場所と時間帯をセットで覚えておくと良いでしょう。
実際にタクシーの利用率が高かった場所と時間帯を把握しておけば、次の乗車につながります。
戻りのお客様を乗せる
長距離利用のお客様よりも効率的に稼げると言われているのが、戻りのお客様を多く乗せる方法です。
「戻り」とは、東京23区内が自分のホームエリアであれば、23区外から23区内に戻るお客様を乗せるということです。
冒頭でも触れたように、長距離のお客様は単価としては高くなりますが、行き先がタクシー利用率の低いエリアだったり、土地勘のない場所だったりすると、お客様を降ろしてからは空車の時間が長くなりがちです。
それよりも、土地勘のあるホームエリアに戻るお客様を乗せた方が、空車の時間を短くすることができます。
常連客を乗せる
タクシーを利用されるお客様には、たまたま他の交通手段が使えなかったからタクシーをご利用になったお客様と、日頃からタクシーをご利用になるお客様の2種類です。
当然ながら、頻繁にタクシーを利用される「常連客」の方が、タクシーに慣れているので乗車から降車までがスムーズですし、単価が高い傾向にあります。
乗車中の会話でさりげなく「よくタクシーは利用されるのですか?」とお聞きしておけば、運良く指名乗りをしていただけるようになるかもしれません。
まとめ
お客様は、ただ漠然と「このあたりだとお客様も多いだろう」という場所でタクシーを走らせても獲得できるものではありません。
ときに先輩ドライバーからアドバイスをもらったりして、自分のアイデアで切り開いていくものです。
より売上をアップしたいという方は、ぜひ参考になさってくださいね。